オバマ氏来日 すし店で夕食会
NHKのプロフェッショナル仕事の流儀という番組ですきやばし次郎さんを拝見してから、熱烈なファンになりまして、密かに研究しています。
この方の考え方や歩んできた生き方は、世阿弥の花伝書に書かれた内容とあまりにも酷似しているんです。
次郎さんは
花伝書に書かれた観世流の極意の
【吉凶予知・序破急・立ち会いの手立て・若き為手の花と古き為手の花・上手は下手の手本下手は上手の手本・位の差別・文字に当たる風情・しおたれ る風体花は心種は態・似せぬ位と老い木の花・年々去来の花・住せぬ為の用心・秘すれば花・因果の花・人々心々の花・衆人愛敬寿福増長】
を全て会得されているんですよね。
これは本当に素晴らしいと思います。
たぶん、次郎さんは、花伝書なんか見ていないと思います。
きっとご自分の努力だけで会得されたんだと思います。
次郎さんは番組の中で「自分は不器用だから、一生懸命に考えた」と言っていました。
世阿弥も不器用な凡人でした。
この凡人であるが故の困難と、凡人であるが故の思考錯誤の積み重ねが、境地を切り開くのではないかと感じます。
凡人は天が与えた試練とチャンスなのかもしれません。