お婆ちゃんの思い出
私が一番泣けたドラえもんは恐竜も未来の不思議な世界も出てきません。ジャイアンやスネ夫たちとの大冒険もありません。
物語はテレビ版と劇場版の両方がありますが「お婆ちゃんの思い出」です。
物置に仕舞われた古びたクマのぬいぐるみをママが捨てようとしたとき、のび太はクマちゃんを手にとりわがままばかりで困らせたお婆ちゃんを思い出しました。いつも優しかったお婆ちゃん…
もう一度お婆ちゃんに会いたい…
そんなのび太を見かねたドラえもんが言いました。「タイムマシンで会いに行こう!」
しかし遠くから見るだけ。声を掛けることも許されない。
しかしママに見つかり、そして未来ののび太とも当然信じてもらえず…。
だがお婆ちゃんの部屋にかくまってもらったのび太…。
お婆ちゃんは僕が五年生になったのび太だって信じてくれるの?
「ええ信じますよ、のびちゃんが嘘つくわけありませんからね(^^)」
私はその一言のセリフに泣いた。
お婆ちゃん待ってて!
もう一度タイムマシンに乗り、ランドセルを取りにいき、お婆ちゃんの目の前に立つのび太…
ランドセル姿の小学生ののび太を見届けるお婆ちゃん…
シンプルながら愛に満ちた最高傑作。
私の選ぶドラえもん第1位です。